1959年5月1日生まれ。
秋田県出身。秋田商業高校卒。
高校卒業後、日立に入社。
営業職での能力が高く評価され、
ヘッドハンティングされビューホテルに転職。
将来が約束されていたにも関わらず退職。
28歳の時、秋田から上京。
1988年、AV男優としてデビュー。秘技「ゴールドフィンガー」を編み出し、
26年間アダルトビデオ業界で活躍する。出演したアダルトビデオは10000本を優に超え、
共演した女優は8000人にも及ぶ。
しかし、2013年、惜しまれつつもAV男優を卒業!
現在はタレント活動以外にも書籍を執筆やプロデューサーとして活躍中。
無類の車好き。子供のころには交通量を調査し車のナンバープレートを記録するほど。
これまでに車にかけた費用は1億円!
加藤鷹、AV男優を引退!2013年、思わぬニュースを目にした。
鷹さんが引退!?AV男優 加藤鷹。
30代の男性なら誰もが一度はビデオで見たことのあるAV男優である。
鷹さんとの出会いは中学生の頃に戻る。
その当時、関西では毎週土曜の深夜サンテレビで「おとなのえほん」という番組が放送されていた。
ちょっとエッチな番組で深夜12時ごろに必ず最新のAV情報がダイジェストで流れていた。
当時、家にはテレビが1台しかなく、親が寝たのを確認してからテレビの電源を入れ
番組の放送を見ていた。
確か3本のビデオがダイジェストで紹介されるので1本のビデオが紹介される時間が1分程度だったと思う。
そのAV情報コーナーで紹介されるアダルトビデオの中に鷹さんが登場していた。
何かのセリフをしゃべりながら共演しているAV女優の胸を触っている鷹さん。
なんなんだこの男優さん!顔もよくカッコいいではないか!
ただAV男優として好きになれなかった。
どちらかといえば嫌いなAV男優であった。
というのはカッコいい鷹さんが綺麗な女優さんと共演しやりたい放題やっている。
ただうらやましかった。ブサイク村出身の僻みである。
それとAV男優という職業に偏見があり一人の人として見ていなかったと思う。
大嫌いだった鷹さんを見る目が変わる事件が起こった!
それは鷹さんと並び人気のあったAV男優、チョコボール向井さんがプロレスラーに転向したときである。
向井さんがリングに上がった時、スタンドで応援している鷹さんの姿があった。
その時のインタビューで鷹さんが
「AV男優って職業は他に何もできないので、身内が頑張っている時は応援したいと思います。」と応えていた。
その時の表情がとても優しかった。
ああ、鷹さんてAVでやりたい放題やっているが、本当はいい人なんだということが
映像を通してではあったがわかった。
それからはどこかでお会いしてお話を伺ってみたいと思っていた。
そして、鷹さんがAV男優を卒業!これは是非とも話を聞かなければと思い、
まったく面識はないにも関わらず企画書を作成し鷹さんに送った。
出演してもらう為に企画書を送って1週間。全く何の連絡もなかった。
当たり前である。知らないおっさんから会ってほしいと連絡をよこされて、
ホイホイ出てくるタレントがどこにいるか!
これは無理だなと思いあきらめていた。
突然、知らぬ番号からSMSで連絡が来た。
「連絡をください。加藤鷹」と。
すぐに連絡をし、出演依頼を説明する。
「個人メディアを始めようと思っているんですが、鷹さんに是非、出演してほしいです。
ただちょっと予算が…」
「イイですよ。
こちらは、取材したい日程だけ分かれば(アバウトでOK)。
連絡おまちしてます。加藤鷹。」
鷹さんから取材の許可が出た。
神様、いや鷹さんが微笑みかかけてくれた。
これは下手をうつことことができない。
取材日程を約束する。問題は音声を収録する場所である。
よく行くカフェに連絡をし事情を説明すると
快く場所を提供してくれることに。
後は鷹さんが来られた時の車の駐車場の確保だけである。
インターネットで調べるとお店の近所に駐車場発見!
これで準備は万端!
あとは鷹さんを取材日にお迎えする準備は整った。
取材日当日。約束の時間15分前に待ち合わせの喫茶店へ到着。
鷹さんのことだからもしかして30分前には到着されているのではないかとドキドキだった。
次は駐車場の確保である。事前にお伝えした駐車場の前にて鷹さんを待つ。
するとそこへ向こうの方からレクサスがやって来る。しかも改造しててカッコいい。
フロントガラス越しに鷹さんの姿が!
一挙に体に緊張が走る。
駐車場に車を停め、降りてくる鷹さん。
取材に臨むにあたってインターネットで鷹さんの履歴は調べた。
鷹さんの著書は全く読まなかったかわりに、鷹さんの出演されていたビデオを10本見て研究はしてきていた。
しかし、鷹さんに挨拶した途端全てが頭の中からふっとんだ!
そして鷹さんから思わぬ一言が、
「駐車場あっちの方が近くない?」とつっこまれる。
店の方をみるとその先に新たな駐車場が!距離にして50mの違い。
いきなりずっこける
。
カフェに案内し、席につくと鷹さん珈琲を注文!
その時のヨウメイの頭の中は真っ白!
そんな状況でトークがスタート!
加藤 鷹さん 1回目
https://www.dropbox.com/s/jo2987vpwlu4nvj/1_taka_katou_1.mp3?dl=0
「始めまして、福岡ヨウメイと申します。よろしくお願いします。」
ヨウメイは鷹さんをビデオで研究したこともあって知ってはいるが、
鷹さんは送った企画書上のヨウメイしか知らない。
いやそれすらもちゃんと見て頂いたかどうかもわからない。
あこがれの人を目の前にし、ドキドキしながら名刺を差し出すと、
「加藤鷹です。よろしくお願いします。」
家に立てこもり中のヨウメイにとても紳士的に応対してくれる鷹さん。
コーヒーを注文し、タバコに火をつける伝説の元AV男優。
これが数々の伝説を創ったゴールドフィンガーか!
と思い手元を見ていたら鷹さんがこっちを見ている。
早く次のことを言わなければと思うが、
頭の中は真っ白になっているヨウメイはとりあえず、
配信番組の内容とインタビューで聴く事を確認しようとした。
すると
「聞きながら収録した方がいいんじゃない?」
早速、鷹さんからプレッシャーをかけられる。
待たせるわけにはいかないので、すぐにと収録する為のマイクを準備する。
店内には、20代と思われる若いカップルと初老を迎えようとする夫婦がいた。
ここで、これから普段聞き慣れないとんでもない会話が隣で交わされると思っていなかっただろう。
一瞬、これから鷹さんのおもしろい話しをお伺いしてよいのかどうか迷ったが、
聴かなければお時間を頂いた意味が無い。
「準備できました!!!!よろしくお願いします!!!」
店内にいる、カップルと夫婦が何事かとこちらを見ている。
カップル達がこの後、気まずくなるかはヨウメイには知る由もない。
絶対に鷹さんのインタビューを収録し配信しなければならないという
ミッションがたかっしーから課せられているのである。
インタビューを始める前からいろいろなことに追い込まれたヨウメイは
すぐに収録を始めることにする。
まずは鷹さんのことを紹介しようと思うが、緊張のあまり言葉をかみまくる。
本番に弱いヨウメイがここでも登場する。
普段、会話しているのにはどうってことはないのだが、収録して配信するとなると
ひときわ緊張する。
それに、なんと言っても自分の声を音声で聞くのが
嫌であった。収録した音声を聞くと変な声と滑舌だなと思い込んでいるからである。
自分でしゃべり、NGを連発する。5回目でうまく行ったので
そのまま、収録に入った。
しかし、やはりかんでいた。
鷹さんに自己紹介して頂くように話を振ると
「加藤鷹です。自己紹介だと普通女の子だと、スリーサイズは上から何センチとか
言うのかもしれませんが、ないです。」
緊張してガチガチのヨウメイを気遣ってボケてくれる加藤鷹さん。
いきなり、鷹さんと呼ぶのも失礼だったので、
恐る恐る聴いてみた。
「加藤さん? 鷹さん?なんとお呼びすればよろしいでしょうか?」
「加藤さんと呼ぶ人あまりいないからね、鷹さんでいいよ」
「分かりました。鷹さんと呼ばせて頂きます!!!!」
「それでは加藤さん、聴きたい事があるんですが…」
と言うだけいっぱいいっぱいのヨウメイである
どうしても、鷹さんに聴かなければならない事があった。
どうして、見ず知らずのおっさんが立ち上げた配信番組に
鷹さんが出てくれるのか?
素直に聴いてみた。
「どうして鷹さん、めちゃくちゃな企画書をご覧になって
ご出演して頂く気になったんですか?」
「そもそも、断る理由があるのかな?
断る理由がなければ仕事は何でも受けるよ。」
ほんまですか!?
見習うべき仕事に対する姿勢だと思った。
ちなみにヨウメイが鷹さんにオファーした時のギャラは○円である
それにも関わらず、快諾して頂きわざわざどあほのために
時間をさいてくれているのである。
鷹さんのインタビューができる事が決まった時、やまさんに嬉しさのあまり報告した。
その時言われたのが、
「鷹さんに出演頂くにあたり、見合うだけのギャラを払えるメデイアに
せんとあかんよ。」と
鷹さんにインタビューをしていてふと言われた事を思い出した。
ニートならぬ家に立てこもりからの脱出を目指して始めた企画ではあった。
鷹さん本当にありがとうございます。と素直にそう思った。
時間をいただいたのだから聴きたいことを鷹さんに
すべて聴かなければならない。
繰り返しになるが、鷹さんの出演されているアダルトビデオは10本は
見てきていた。
しかし、執筆されている書籍は全く読んできていない!!!!
まずはAV業界に入るきっかけについて伺う事にした。
「話すと、長いよ…(笑)」
鷹さんが語りだしてくれた。
高校卒業後、秋田で営業の仕事に就いていたという鷹さん。
差し支えなければ会社名を教えて下さいと聴いたら。
この~木なんの木、気になる木の日立に4年も勤められていた。
めっさ一流企業である。
誰もが入社したいと思うような会社に勤められていてどうして、
辞める必要があったのか?
辞めたきっかけを聴くと、営業の能力が高く評価され、ホテル業界から
ヘッドハンティングされ給料も良かったので転職を決めたとのこと。
鷹さんが営業職に就いていたいう事にとても驚かされた。
と同時に、ビデオの中での鷹さんトークは営業の時に習得されたものかと
ちょっと納得もした。
しかし、20年前にビデオでみた鷹さんのイメージからはとてもサラリーマンを
8年もされていたようなイメージはなかった。
出演されている映像のなかでは他を寄せ付けずとんがっているイメージしかなかった。
どちらかというとヤンキーのお兄ちゃんというイメージがあった。
そして、28歳の時に秋田を離れたいという思いで東京へ出てくることを決めた鷹さん。
特に何かをしたいという夢もなく、無一文で東京へ出てくる。
ただ、上京する時に決めていたことが2つあった。
それは、東京でやりたくないこと。
秋田で経験していた営業の仕事と、飲み屋の仕事である。
秋田でもできることは東京ではどうしてもやりたくない。
そう決めての上京であった。
ここで鷹さんからヨウメイに突き刺さる一言が!
「東京に目標を持ってやってくる人がつぶれる人なんだよ。」
ヨウメイも夢を持って出て来たうちのひとりである。
短大に行っていた時、この先何をしてよいのか全く分からなかった時に、
たまたま友人が制作した自主制作映画を見た。
その映画は高校生たちが集まり、大阪の南港でダンスしているだけの映像であったが
なんて楽しそうにしているんだと思った。
それで映画を創ってみたいという単純な目標だけで映像業界で仕事を探した。
そして、早くも先行きに不安を感じ迷ってしまい家に立てこもってしまったヨウメイである。
次を探すにしても、これまで映像業界にいたこともあり他のことはできないのでは
ないかという思いがあった。
素直に鷹さんにこう思っていることを話すと、
「バイトすりゃいいんだよバイト。なんかで働いてりゃいいんだよ
働かざるもの食うべからずですよ。
もともとこういうのじゃないとできないなんて行っている奴は
ダメな奴で食えてないからファーストフードで働いてますでいいじゃん。
こういうのじゃないとできないと言っている奴は就職してもいい仕事は
できないよ。」
しょうもない見栄とかがあったので次ぎに進めていなかったことに
気づかされたヨウメイであった。
上京して来た時、借金がありそれを返済するためにバイト先に交渉し
1日16時間も働いたという鷹さん。
東京で生活していくにはとにかくお金がかかり、親に借金をして無理くり出て来たので
助けてくれと頼むのは絶対に嫌だった。
だから、仕事でできることは何でもやったという。
AV業界の一線で活躍されているイメージしかなかったので
何故、そこ迄して働いたのかを伺ったら、
「これまで、日本を成長させてきたのは世のお父さんたちが
寝ずに働いてきたおかげで、それがあるから今の日本がある」
鷹さんの言葉に重みを感じる。
やりたいことがあれば何でもいいから働くことが大事なんだと
またまた教えられるヨウメイ。
鷹さんから教えてもらうことまだまだいっぱいあるなと思っていたらここで思わぬトラブルが発生する。
音声レコーダーの収録残量があと30分を表示している。
たかっしーに頼み込み、企画を立ち上げた時に購入してもらった音声レコーダーだったが
前の収録音声を消していなかったためにSDカードが一杯になりかけていたのである。
鷹さんから聴かなければならないことは多くある。
どうするヨウメイ…
加藤 鷹さん2回目 前半_1 (15分)
加藤 鷹さん2回目 前半_2 (22分)
加藤 鷹さん2回目 後半_1 (15分)
スマートフォン用 後半_2 (17分)